花と実と魔女と

02イタリア








長期休暇から、昨日帰国しました。
2002年9月7日から16日までの10日間、
イタリア主にトスカーナと古都巡りでした。

イタリアを訪れたのは6年ぶり2回目。
今回ミラノから入って、ベネチア、フィレンツェ、サンジミアーノ、
シエナ、ペルージャ、アッシジ、オルビエート、そしてローマ。
飛行機とホテルだけ予約して個人旅行とも考えたのですが、
小さな古都を巡るにはロスが多く、
言葉の問題からも旅行社の団体ツアーに参加しました。

JAL便で出国、パリでアリタリア航空へ 
トランジェットのはずが…JAL便遅れで乗り遅れ。
(パリ空港内を走りに走ったのに、
たった10分が待ってもらえなかった。JALよ責任を取ってくれ!)

何とか次の便に乗れたところまでは良かった!が、
パリの空港ストライキの影響もあって
ツアーメンバー全員のトランクが“行方不明”というアクシデント!

現地時刻で深夜11時過ぎの到着!
日本との時差7時間を考えると私たちは、
日本時間前日正午から翌早朝6時までの19時間移動し続けたことに。

なのに、到着地ミラノ空港でトランクを受け取ろうと、
待てど暮らせど荷物が出てこない。
アレッ?????

仕方なく、メンバー全員が手続きを取るのに、紛失届け窓口(4つ)に並ぶ。
その仕事の、遅いこと遅いこと…
係官によっては、トランクのメーカー、
ベルトの有無、ベルトの色まで尋ねてくる。
「私のトランクのベルトの色ってレインボウカラーだけど何色だっけ?」
なんてしょうも無いことを考えて並ぶこと1時間。

何のためのタグだ?コードバーだ!と叫びたくなる。
あまりの不明処理量のためか、一台のPCは音も無くダウン。
手書きとなるから、なお遅い…

今回の旅で驚くほどに増えた中国人旅行者の後ろともなれば、
特に時間オーバー。
(彼らはどこでもとんでも無く時間を食うらしい←添乗員さんの話)

散々並んだ果てが、
「12時過ぎたから私は帰る」とかいって2つの窓口はクローズ。
え~、それって!と嘆いてみても、ここはイタリア。
残る2つの窓口の最後列に並びなおして何とか届出だけは終了。
果たしてこの忍耐は報われるのだろうか?

予定より数時間遅れの“トランク無し”の旅の第一夜は
睡眠不足と不安を伴って石畳の道の向こうに ふけてゆくのでした…








どうも、どうものドゥオモ君


          
         ミラノ・ドォーモ



昨日の日記で書いたように、
ミラノでの一泊目はトランク無しのヘトヘト状態。
それでも翌朝はシャワーを浴びて
(感激なことに湯量バッチリのGOODなホテルに恵まれました、
これってうれしいことの一つですよね)

さあ観光へ出発!

以前、来た時は上ることの無かった教会の上に
エレベーターと階段を使って上ってみました。
下にに見える人も写真のとおり、とっても高いところなんですよ。
屋根もなだらかなところは人が歩けるようになっていて沢山の観光客がいます。

高いところからの眺めは世界各国共通、気持ちいいですよね。
とくに、この教会は尖塔がとても綺麗でそれを間近に見れるのだから
上ってよかったな~と実感。

ところで教会のことをこちらではドゥオモと呼ぶのですね。
スペインでは確かカテドラルだったかな~。
そうなのよ、「どうも、どうも」って覚えるから簡単。

もちろんドゥオモの内部もとっても美しくてステンドガラスが
イタリアの日差しに荘厳な輝きをみせています。



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トランクは一体どうなったかって?それは、まだまだ行方知れず。
ドォーモの隣のデパートで少しの着替えとパジャマを買うことにしました。
添乗員さんが空港に行ってくれたんですが、
そうやすやすとは解決しないところがイタリアなんですね~。

そうそう、ここミラノのアーケードの中にプラダ本店があるんですよ。
木目の美しいどっしりとした感じのウインドウを覗くだけにしましたが…








ミラノ・ドゥオモのステンドグラス


 

ミラノのドゥオモのステンドグラスです。



ドゥオモはイタリア訪問各地に必ずありましたが、
最初の訪問地ミラノのステンドグラスはとっても鮮やか。

その精密な画風と色合い、写真でご覧にいただけるでしょうか。

2年前に訪れたパリ・ノートルダム寺院近くの
パリ最古のステンドグラス教会サント・シャペルも
宝石のようなステンドグラスだったな~と思い起こしました。


祈りの場所である教会のステンドは文盲が多かった時代、
布教の目的から聖書の内容を表したものが多くその美しさは圧巻。

電気の光が無かった時代、
自然光を最大限に活かしたステンドは現代も見るものの心に強く残ります。




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さて、行方知れずだった24個のトランク。

3日目の朝にご対面。
我らが添乗員Mさんの2日続きの徹夜の捜索のお陰で無事発見。
なんと、ミラノの2つの空港には500個と300個の
不明とランクがストックされているとのこと。

彼女は堪能な語学力と責任感+行動力で丹念に捜査、
24個のトランクをピックアップ。
参加者全員、感謝・感謝!


でも、パスポート忘れで一日遅れの参加者がいたんですよ実は…

ロンドン経由で2日目に合流したOL、
こちらのトランクもその後3日後に

同じ経緯を経て手元に届いたんですね。

添乗員のMさん、ほんとご苦労様。

それと、ホントに偶然なんですが
6年前のイタリアも彼女にお世話になったのです。

縁は異なもの味なもの…ですね。













未完のピエタ




ピエタ




ミラノでの観光でもう一つ印象に残ったのはスフォルツェスコ城で見た
未完のピエタ像。

ミケランジェロが最晩年手探りで彫り続けた『ロンダニーニのピエタ』。

写真左はミラノ最大のルネッサンス建築物スフォルツェスコ城で、
現在は市立美術館になっています。


この最後の展示室に、
ミケランジェロが死の直前まで製作を続けたという

ピエタ(磔刑から下ろされたキリストを抱くマリア像)があります。
バチカン、サン・ピエトロ寺院のミケランジェロのピエタは
とみに有名ですが
作風は一変。

バチカンのピエタに比べ精神性がより濃蜜に込められた作品といわれています。


作品を前にするとなるほど製作過程が伺える、
最初に彫ったのマリアの顔が写真のマリア像の右側面にうっすらと残っています。

また、キリストの腕が左側の関係の無いところにもあり
彫り残されていて、キリストの腕が3本にみえる。
一つの大理石にダイレクトにノミをふるって掘り進む様子が残る貴重な作品でもある。

荒削りのピエタ像から伝わってくるのは「生命」とか「救い」の想い。
私には、死を目前にしたミケランジェロがマリアに迎えられ昇天する姿にも見えるのだが…

物言わぬ大理石に生命と真実を宿し、500年近くを経ても 
巨匠ミケランジェロのピエタは、ただただ圧巻。

近くこの作品もダビンチの「最後の晩餐」同様、予約制で鑑賞する作品となる予定とか。
「最後の晩餐」は前回見ていたので、良かったかなと思っています。













ベニスのゴンドラ






ゴンドラ






ミラノから二番目の訪問地 ベネチアに…
運河とゴンドラとガラス工芸で知られる町です。

好天に恵まれた私たちは早速ゴンドラ観光。

こぎ手は、右上のイタリアーノ。
彼らは、代々ゴンドラ漕ぎの家系に生まれた男性で
プライド高き職業人。
若くてサッカー選手のような青年でしょ(o^-^o) ウフッ
でも、愛想は無かった…普通イタリア男は愛想いいのにね。
人によるんですね、やっぱり。
えっ?乗る客によるって?

ただゴンドラはカンツォーネ付がベスト。
前回はカンツォーネが景気よくてよかったな~。

地球温暖化で存亡の危機にさらされているここベネチア、
海に浮かぶ町並みはロマンに満ちてました。











イタリアンなパンプキン






かぼちゃ






街角のレストランでチャオ!と迎えてくれたパンプキン人形。
大きなオメメにはローズマリーのまつげが…分かりますか?

オリーブ(?)のキュートな瞳は、イタリアの澄んだ空を見上げ
道行く私たちに人なつっこい眼差しを向けてくれます。

レッドピーマンの唇は世界からやってくる旅行者に
チャオ!と気さくに語りかけてくれ
赤いほっぺには明るい太陽を感じます。

両脇の色鮮やかなナスもキュートですよね~。

食材アートもここイタリアでは思いっきり元気!
和食に見られる飾り切りや、和菓子の繊細さとは異なるおおらかな表現。
これも、異文化!?

カラッとした気候風土のイタリア人気質は
こんなところにも活き活きと表現されてるのかな。













ベネチア・サンマルコ






☆ サンマルコ寺院の高さ96mの大鐘楼からの眺望と寺院正面の写真 ☆






ベニスの海





ベネチアの海




サンマルコ広場






サンマルコ広場

到着したのが午後2時ころ、
「満潮で、先ほどまで広場が潅水していました」と現地ガイドさんに聞く。
じっさい、サンマルコ寺院の入り口辺りに水溜りが…


向かって左側に世界最初のカフェが現在も営業中!

値段は向かいのカフェよりぐんと割高。


             






サンマルコ寺院







サンマルコ寺院の正面:内部は金色のモザイクが美しい。

ちょうど訪れたころにベネチア映画祭が催されていてサンマルコ広場の
テントのところが一つの会場となった。
北野武監督も同じころ滞在していたという。












ユーロスター






パンや







水の都 ベネチアを後に いよいよ花の都 フィレンツェに出発の朝。


ベネチアの駅前のパン屋さん、朝食用のサンドイッチを買いました。
チーズとハム入りのパンと少し甘いデニッシュを選び、

ノンガスの水も忘れずに買います。


イタリアの人は、食事のときワイン、もしくは炭酸入りの水を飲むようですが

私達日本人は やはりノーガスのミネラルウオーターを好むようです。
美味しそうなパンが、ズラリ。

どこのショップも、こんな風なディスプレーですが、見事に美味しそうでしょ。
お店のおじさんは、朝8時だというのに、とっても親切で愛想良いのが印象的でしたよ。










ユーロスター






左は、やはり駅前のお土産やのブース。
こんな店構えがイタリアの街中にはどこでも見られます。
ベネチアでは、観光客が多いのでお土産も豊富。
沢山のとんがり帽 分かりますか?
被ってた外国人観光客の小さな男の子…可愛かったな~。

右は、フィレンツェに向かうユーロスター。
名残惜しいベネチアに別れを告げ、ユーロスターは定刻きっちりに音も無く出発。
私たちの車両は 一等車(懐かしい言葉)だそうで、席も広々。
添乗員さんによると大体一万円ぐらいだそうで、
ベネチアからフィレンツェの約3時間を快適に走行。

明日の日記は、いよいよフィレンツェです。














憧れのフィレンツェ




シンヨーリア広場





いよいよ、花の都フィレンツェ、最初に訪れたのはシニョーリア広場。

ヴェッキオ宮の鐘楼を見上げミケランジェロの『ダビデ像』のレプリカ(写真左の像)がある。


『ダビデ像』のレプリカはフィレンツェを一望に見下ろすミケランジェロ広場にももう一体ある。

本物はというと、アカデミア美術館に移設、
私も是非見ようとようやくたどり着いたら既に閉館10分後、
硬く閉ざされた門の前で、がっくり。


見たかったな~。




写真右手にチラッと見える建物が、ウフィッツイ美術館。


ルネッサンス絵画の集大成ともいわれる美術館で、
その名は「役所」という意味。

16世紀にメディチ家が建築した役所に
メディチ家の膨大な美術品を展示したのが始まりという。

ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や「春」、
ミケランジェロの「聖家族」など…数々の名画が。


画像でお伝えできないのが残念。


ここでも、入館の持ち物チェックなど警備は6年前より厳重だ。

入館も予約制になっていた、前回は朝早くから並んだな~。

内部はリフォームされたようで
明るい照明と白壁に作品をより鮮明にみることができ、大満足。

…ルネッサンス絵画を身近に堪能できるだけでも、フィレンツェは素晴らしい。








フィレンツェ ドゥオモ






シニョーリア広場から歩いてすぐのところに、
毎度“どーも”のドゥオモ「花の聖母マリア大聖堂」がある。



「冷静と情熱の間に」の映画でご覧になった方も多いのでは?

両作家ファンの一人である私は、本で読んでフィレンツェ熱を再発した一人。


ジョットの鐘楼(高さ84M)はエレベーター無しの階段(414段)と
聞いて上るのはヤ~メタ。


ブルネレスキ発案の巨大な八角形のクーポラは
1436年完成というからその技術力に驚く。

13世紀末に着工され14世紀半ばにジョットの鐘楼、
クーポラを最上階に乗せて完成されたドゥオモの内部は

意外に明るくクーポラの天井に描かれた
ヴァザーリらによって描かれた「最後の審判」もよ~く見えた。











duomo







クーポラの丸みがフィレンツェの街自体の印象を和らげてる印象があるが、
高さ38メートル、総重量270トンと聞くからすごい。
当時の人々が完成まで、「できっこない」と思ったのもうなずける。
トラックなし、クレーンなしでどうやって作ったのだろう?

このクーポラの設計図は残っていない、針金一本使われていない技術を
ミケランジェロもダ・ヴィンチも解明しようとしたらしいが、いまだ謎。

このクーポラにも上れるのだが、今回も登ることはできなかった。
どなたか、是非上ってみて。











ベッキオ橋




ベッキオ橋





ウフィッツイ美術館の窓から撮影したベッキオ橋。
いまなお中世の面影を残すフィレンツェ最古の橋。
写真右手がウフィッツイ美術館で、橋のほうに繋がってるのがヴァザーリ回廊。
敵の襲撃があったときの逃げ道として、
あるいは暗殺者から身を守るのに、この回廊重宝したのだろうね。

塩野七生氏の著書を読むとその時代の事情がよく分かると思います。






アルノ川




ベッキオ橋の中央部分、お店が途切れているところ(展望部分)から撮影。
悠々と流れるアルノ川。夏の間はカヌーにのってる人を見かける。







ベッキオ橋の宝石店







メジチ家の人がヴェッキオ宮殿からピッテイ宮殿までのヴァザーリ回廊を橋の上に通した時に、
それまでの肉屋や八百屋さんを宝石店に変えたという。

まばゆいばかりの黄金の世界。
やはり、女心はそそられますね~。
ショーウインドゥの所々に 額をくっつけた跡が見られましたよ。










ミケランジェロ広場から











ミケランジェロ広場は高台にあってフィレンツェの街を一望にできる。

フィレンツェを紹介するにはベストポジションということで
TV等でもよく見る光景が眼下に広がっています。
向かって左に見えるのがベッキオ橋。
右側に見える八角形のクーポラがドゥオモ、すぐ傍の塔がジョットの鐘楼。
街歩きの目印になる。

赤い屋根屋根が街全体を「花の都」と呼ぶにふさわしい華やかさに包んでいる。
連日の好天に初秋のフィレンツェは期待を越えた美しさで迎えてくれた。


・ヴィーナスの誕生の絵の色使いそのまま溶かしてフィレンツェという古都

・美しきものへの想いが満ちている古都フィレンツェに夢をもらいぬ







ミケランジェロ広場のカンナ






ミケランジェロ広場にある教会。カンナの花がのびやかに咲いていた。
もっと街中に花があるかしらとおもって訪れたイタリアですが、
石畳の町はあまり花が植えられていなかった。
イタリアの青く広がる空には 花が無くてもめっぽう明るい華やぎがあるからだろうか。
(因みに、2年前の同じ季節訪れたロンドンはいたるところに花があり、
さすがイングリッシュガーデニングの国と納得したものでした)











本場イタメシ





イタリアのもう一つの魅力、食について…

フィレンツェのシニョーリア広場(ダビデ像がある所)近くのファーストフード店の画像を
たっぷりとご覧に入れましょう。

見るからに、美味しそうでしょう? ウフフ
何を隠そう、6年前偶然にこのお店に入って 毎日のツアーメニューに
ちょっと物足りなさを感じていた舌と胃袋が “超感激”したお店。

このお店の味をもう一度ってくらいの意気込みではるばるフィレンツェにやってきました(笑)
そしたらなんと、6年前とまったく同じショーウインドウ、
おそらく同じメニューで いまなお盛業中。
ひょっとしたら レジのおばちゃんも同じ人かも…
イタリアは変わらない!やはり、100年スパンの世界なんですねェ。









料理






このボリューム。おなじみのフライドチキンやソーセージが見えるでしょ。
このお皿は取らなかったけど、ボリューム満点ですね。









パスタ







パスタの色々、どれも美味しそうで迷います。
一皿8ユーロ(約950円)こちらも一皿で2人分ぐらいのボリューム。
このほかにモッツァレラチーズたっぷりの野菜サラダを注文。
この2種を二人でシェアして満足、かつ満腹。










デザート






フルーツポンチは程よい甘さで観光疲れをいやしてくれます。
ジェラードは いうまで無く美味しい!
食べた後、落っこちてしまったほっぺを あわててくっつけました!(ウソ)

イタリアは食の天国、だってこんな簡単なお店も とっても美味しいんだモノ。
ピザのお話は改めて…ね。






















ZA-ZA





フィレンツェ最後の夜、フィレンツェの胃袋と呼ばれる中央市場に向かう。
観光客も多く、所狭しと革製品やTシャツなどを売る屋台が並ぶ。

地元の人も多く利用するというZA-ZA(ザーザ)というレストランで夕食をとることにしました。






ZA-ZA 1






店内は私たちが到着した7時過ぎはこんな感じですいていた。
ところが30分もすると広場に面したテラスも店内もお客さんでいっぱい。
イタリア人の夕食タイムは夜8時過ぎからと聞く。

このお店ててきぱき働いていた従業員の一人、
日本人の若いお嬢さんが親切に席まで案内してくれました。







ZA-ZA






上の写真のメニューはリコッタチーズとほうれん草のラビオリ。
下の写真はトスカーナ牛の炭火焼、柔らかくてレアな感じがとってもジューシー。

ポテトはローズマリー風味でボリュームたっぷり、
この他にパンもあって結構満腹。

食後はりんごのケーキとティラミスのどちらか。
ティラミスは甘さも程よく、意外にさっぱりしていた、りんごのケーキはチョット甘め。

以上で、一人 20.65ユーロだから2500円くらいかな。
フィレンツェでは是非「トスカーナ牛」といわれているので試してみて正解だったかな。

ZA-ZAは決して気取ったお店ではないけれど、お味は満足。
イタリア語でお客様にサーブする先ほどの日本人のお嬢さんに「チャオ」と別れを告げ、
何人ものお客さんが並んで待つお店を出る。

店じまいを終えた屋台のあった広場を抜け、
石畳の小道を行くと 空にはフィレンツェの星が瞬いていました。


















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